実家のお墓が山口にあり、ご自身は東京や大阪、広島、福岡にお住まい。帰省のたびに気になっているが、何から始めればいいか分からない。
この記事は、そういう方のために、来ていただかなくても墓じまいが完結する手順を、順番どおりに書いたものです。
どうしても来ていただきたい日は、ゼロか1日です。
その1日に何をするかも、最後に書きます。
この記事でわかること
- 遠方からの墓じまいが、全国でいちばん多い理由
- 最初の一歩は、お墓の写真(現地確認は無料)
- 郵送と電話で済む書類と、その流れ
- 来ていただくなら1日。その日にやること
- 工事と納骨を写真でどう報告するか
遠方からの墓じまいは、特別なことですか?
いいえ。墓じまいの理由の1位は「お墓が遠方にある」で52.0%です(鎌倉新書「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査」2026年、n=733)。
石材店への調査でも、墓じまいを頼む人は現在の使用者本人が37%、継ぐ予定の人が25%、親戚が19%で、本人以外が6割を超えます(全国石製品協同組合 2023年度、加盟石材店184件)。
離れて暮らす子世代が動かすのが、墓じまいの普通の形です。山口県は人口の流出が長く続いた県で、改葬の件数は火葬件数の23.3%と全国2位の水準です(厚生労働省 衛生行政報告例 2024年度)。県外から実家のお墓を整理する相談は、しおんでもいちばん多いものです。
最初に何をすればいいですか?
お墓の今の状態を知ることです。「何年も行っていない」「場所は分かるが広さも墓石の数も覚えていない」という方も、心配はいりません。
しおんの担当者がお墓を訪ね、墓石の状態、外柵や灯籠の有無、周りの様子、車がどこまで入れるかを写真で記録し、メールかLINE、または郵送でお送りします。
墓じまいをお考えの方の現地確認は無料です。周南市・下松市・光市・防府市・山口市・岩国市・柳井市のお墓に伺います。
まだ墓じまいを決めていない方は、お墓を残したまま、お参りと手入れをお任せいただく方法もあります。お墓参り代行をご覧ください。
この写真があれば、電話で概算をお伝えできます。
ご自身で撮った写真をお持ちなら、それをお送りいただいても構いません。墓石の正面、横、周囲の通路、できれば車を停めた場所からお墓までの道が写っていると、概算の精度が上がります。写真は写真で概算見積のフォームから送れます。
そのあとは、どう進みますか?
概算にご納得いただけたら、担当者が改めて現地で採寸し、正式な見積書を郵送かメールでお送りします。見積書には、含まれるもの、含まれないもの、追加費用がかかる条件と金額を書きます。
ここまでに費用はかかりません。ご相談・現地確認・見積は無料です。
見積書をご家族で見ていただき、進めるかどうかを決めてください。兄弟で分担を決めるときの考え方は費用の記事に書きました。
進めることになったら、契約書を郵送します。ご署名・ご捺印のうえ返送していただきます。
お支払いは着工前です。お見積りにご納得いただいたあと、工事に入る前にご契約いただき、銀行振込または集金でお支払いいただきます。お支払いを確認してから工事に着手します。分割払いをご希望の方はご相談ください。県外にお住まいの方は銀行振込でお支払いいただけます。工事の前後は写真でご報告します。
書類は、郵送で済みますか?
ほとんど済みます。改葬許可の申請は、周南市なら郵送で申請でき、許可証も郵送で受け取れます(周南市「改葬許可に伴う申請について」)。他の市も地域ページでご確認ください。
必要な書類と、それぞれ誰が用意するかを順に書きます。
改葬許可申請書は、今のお墓がある市のサイトから様式を印刷し、ご本人が書きます。しおんが記入例をお送りし、分からない欄は電話でご説明します。ご希望があれば提携の行政書士が作成します(報酬は行政書士から直接ご案内)。
埋蔵証明は、申請書の証明欄に今のお墓の管理者が記名押印します。お寺なら、ご住職に申請書を郵送して返送していただくか、しおんの担当者がお届けして預かることもできます。
受入証明書は、あじさい霊園へ移す場合は当社が発行して同封します。
使用者の承諾書は、お墓の名義人がご本人でないときだけ必要です。名義人がすでに亡くなっている場合は、市によって扱いが違うので、しおんから窓口に確かめてお伝えします。
市役所へは、これらをまとめて郵送します。返信用封筒を入れておくと、許可証が郵送で返ってきます。
許可証は納骨のときに必要です。届いたらコピーを取り、原本は納骨の前にしおんへ郵送していただくか、帰省の日にお持ちください。
お寺には、どう伝えればいいですか?
遠方の方は、まず手紙、そのあと電話、という順が穏やかです。文例はお寺への伝え方と離檀料の考え方に、電話・訪問・手紙の3つを載せています。
お寺とのやり取りそのものは、ご家族にお願いしています。しおんが代わりに交渉することはできませんが、閉眼供養の日程調整と当日の段取りはお手伝いします。
お付き合いのあるお寺がない場合は、ご紹介します。
来ていただくなら、どの日ですか?
閉眼供養の日です。工事の前日か当日の朝に行い、そのお墓に最後に手を合わせる日になります。立ち会いは必須ではありませんが、できればこの1日は来ていただきたいと、私たちは思っています。
来られない事情があれば、閉眼供養はご住職と当社の立ち会いで行い、その様子を写真でご報告します。遠方からの墓じまいでは、珍しいことではありません。
ご先祖に申し訳ないと感じる方もいらっしゃいますが、ご遺骨を新しい場所でお祀りすること自体が供養です。
帰省の1日で、何ができますか?
朝にお墓で閉眼供養、その足で市役所に申請書を出し、午後にあじさい霊園を見学して契約まで、という一日が組めます。
モデルの一例です。
午前9時、お墓でご住職と合流し、閉眼供養。お布施をお渡しします。
午前10時半、市役所の窓口で改葬許可を申請。書類がそろっていれば、その日に許可証が出る市もあります(周南市は窓口で交付。日数は地域ページで確認)。
昼食をはさんで午後1時、樹木葬あじさい霊園へ。園の上まで車で上がれます(約20台)。区画と石板の石種を選び、契約。
午後3時、しおんで工事の日程と写真の送り先を最終確認して終了です。
ご実家が空き家で宿がない方は、徳山駅周辺に宿泊施設があります。
工事そのものに立ち会う必要はありません。工事は1〜3日かかることが多く、遠方の方が全日程を見守るのは現実的ではないからです。
工事と納骨は、どう報告してもらえますか?
工事の前・途中・後と、ご遺骨を取り出した状態、更地に戻した状態を写真でお送りします。納骨または散骨の当日も、写真でご報告します。
ご遺骨を取り出したあとは、洗って乾かし、粉骨します。どなたのご遺骨か分かるように、一柱ずつ分けて扱います。
あじさい霊園への納骨式は、立ち会いでも、お任せでも構いません。立ち会う場合は、お彼岸やお盆の帰省に合わせて日程を組めます。海洋散骨の代行散骨も、当日の写真をお送りします。
最後に、更地に戻したお墓を管理者にお返しします。市営墓地なら返還届を出します。
ここまで終わったら、写真と書類の控えを一式まとめてお送りします。親戚に説明するときに、そのまま使えます。
全部で、どのくらいの期間がかかりますか?
早くて1か月、多くは2〜3か月です。お寺の都合、市役所の日数、工事の空き、お彼岸やお盆の混み具合で前後します。
年末年始やお盆の帰省で家族の話がまとまり、翌春のお彼岸までに終える、という流れがいちばん多い組み方です。
春のお彼岸前は工事が込み合うため、1月中にご相談いただけると日程が取りやすくなります。
まとめ
- 遠方からの墓じまいは全国でいちばん多い形。山口県は改葬が火葬の23.3%と全国2位
- 最初の一歩は、ご自身の写真の送付か、無料の現地確認(担当者が写真でお送りする)
- 相談・現地確認・見積は無料。見積書と契約書は郵送でやり取りできる
- 改葬許可は周南市なら郵送で申請・受領できる。申請書はご本人または提携の行政書士が作成
- 来ていただくなら閉眼供養の1日。その日に市役所と霊園の見学・契約まで組める
- 工事・ご遺骨・納骨は写真で報告し、最後に控えを一式お送りする
まずはお電話で、お墓の場所とお住まいを教えてください。0120-976-864(しおん・株式会社原田屋)。
LINEでのご相談、写真で概算見積のフォームも使えます。
